総会について

会員の皆さまにおかれましては、日頃より地域や施設において、女性と子ども、そのご家族の健康と幸せのためにご尽力いただいておりますことに、心より敬意と感謝を申し上げます。
さて、2026年度 第99回日本助産師会総会を2026年5月15日（金）に開催いたします。また、総会に先立って14日（木）には都道府県代表者会議、三部会の集会を行います。
本年度の日本助産師会は、8月から新たな理事体制のもと、理事が一丸となり、都道府県助産師会と協力し、会員の皆さまのお声を伺いながら運営を進めております。「One Team」の精神のもと、会員一人ひとりと歩調を合わせ、未来に向けて確かな一歩を築いてまいりたいと存じます。
社会全体を見れば、経済財政運営と改革の基本方針2025（骨太方針2025）では「少子化の進行は危機的な状況である」との表現がなされ、さまざまな施策が打ち出されています。私たち助産師もまた、現場からの声を政策に結び付け、女性と子どもに寄り添う支援を一層強めていかねばなりません。さらに、分娩費用保険適応化の動向についても注目が集まっており、総会の頃には新たな情報が共有できることと思います。
こうした重要な課題を共有し、次の一歩をともに考える場が総会です。ぜひ多くの皆さまにご参加いただき、忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。

総会の翌日、5月16日（土）には、今村副会長を大会長に、「第82回日本助産師学会」が開催されます。
テーマは「信頼に根差した継承―助産師がつなぐ命とこころー」。これは、産婆・助産婦の時代から受け継がれてきた大切な技とアイデンティティを、次の世代へとつないでいくための、まさに100周年を目前にした今だからこそふさわしい内容です。
学会は、助産師の独自性や専門性を改めて実感し、私たちの仕事の誇りを分かち合える場になると信じています。
日々のご活動の中で積み重ねてこられた思いを胸に、どうぞ会場で一緒に学び、語らい合いましょう。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。